WALL ART OROJECT

スパイラルスロープ9層目
アーティスト

ウォールアート作品
作画中の様子
作画中の様子
作画中の様子
作画中の様子
作画中の様子
作画中の様子
作画中の様子

作画コンセプト

タイトル:long jump

この絵では、馬の「影」が徐々に駆け上がっていく様子が描かれている。「影」というのは、広島の暗い歴史の暗示でもあり、駆ける馬の姿からは、私たちの(広島の)足下の深いところにある歴史的事実も一緒に抱えながら前に向かって進んでいくという姿を象徴しているかのように表現した。
絵は折り鶴の再生紙をイメージし全てドット状で構成。
1つ1つに「折り鶴の永遠の再生」を意味しており、平和の願いは消え去ることが無く、永遠なものであってほしい、そのような祈りを込めた。
そして、この作品のもう一つのコンセプトが「灯り」。
灯籠流しなど、広島の人々は常に「灯り」に寄り添い、「灯り」から未来への希望・勇気を感じて生きているように感じた背景から、絵具自体に「灯り」を含ませる蛍光塗料や蓄光塗料を使用し、「平和」の願いも込めた。
この作品を通して、一人一人が明るい眼差しで、2045年という遠くない未来について思いを馳せて欲しいと願っている。
(ハート型のドットも隠されているので、ぜひ探してほしい。)

プロフィール

山口県生まれ。2000年-2003年アメリカバージニア州で育つ。
現在、広島市立大学大学院芸術学研究科博士後期課程に在学中。
2021年-広島市立大学芸術学部版画工房ティーチング・アシスタント。
近年は主に影などの瞬間的な現象を題材とした絵画作品やシルクスクリーン作品を制作。
主な展示に「Azure Hiroshima Baseアート展示第3期」(Azure Hiroshima Base/広島/2021)、「Gセレクション個展Imprinted Phenomena」(gallery G/広島/2021)、「Texas and Hiroshima Small Works Exhibition」(広島芸術センター・TCU Small Gallery/広島・アメリカ/2019)、第45回三菱商事アート・ゲート・プログラム(MC FOREST/東京/2019)など。コミッションワークに「アート・オン・チョコレート」(alfer/岡山/企画:TAMENTAI GALLERY/2020-)、「アートルーム 海の部屋」(ル・ポール粟島/香川/企画:瀬戸内アートコレクティブ 協力:TAMENTAI GALLERY/2020-)など。

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