作画コンセプト

タイトル：謳花 366 birthday flowers

2045年、新たな時代の幕が開く。
咲き誇る「個」が、新しい時代を作っていく様子を、色とりどりの誕生花とそれらが形作る流れや渦で表現した。
訪れた方に「自分自身」にフォーカスしてもらうために、誕生日の花を探してもらえる仕組みを作っている。（閏日(2/29)を含む366日分の誕生花にはそれぞれ日付が付けてあり、HP内で、花の名前、花メッセージ、壁画のどの位置にあるか、を検索することができる。）
広島の街を抱いた乳母車は地球を象徴したもの。
5月の渦の中心にあるカーネーションは母親の象徴。8月の渦の中心にあるバラ（ピース）は平和の象徴。
青い道の上をカーネーション（母）からバラ（ピース）へ向かう赤ちゃんを乗せた乳母車は、ひとり一人が過去やルーツを大切に、幸せな自分を目指す道であり、同時に広島、地球が歩む平和な未来への道でもある。
右下には、この場所が新しい自分への入り口となるよう、宮島の霊山、弥山の潜り岩を描き込んだ。
自らの人生を謳歌するきっかけになれば嬉しい。

誕生花検索ページ→https://visionprojector.com/hanakotoba/

プロフィール

広島県福山市出身。金沢美術工芸大学美術科油画専攻を卒業後、ディスプレイ業に６年間従事。
地元百貨店のウインドウディスプレイの監修も経験する。絵を描くことに迷い、白いキャンバスに向かうことが辛い期間が長かったが、ある時、不慮の事故で夢を封印してしまった男性に、その夢を絵にして贈ったことをきっかけに『誰かの大切な想いの為なら絵を描くことができる』ことに気づく。以来、経営者を中心に、依頼主のビジョンを絵画にすることで、社会を元気にする事業を開始。『ビジョンプロジェクター』という屋号で、思考を視覚化するコンサルタントアートサービスとして活動を続けている。